お母さんの介護日記

脳出血・脳梗塞を経て、認知症・パーキンソン病を発症した母と、老々介護する父、近所に住む私の、備忘録を兼ねた介護日記です。

【ただの日記】帰宅願望その後…

以前【認知症のアレコレ】帰宅願望 - 夕暮れ症候群についてで触れたのですが、

相変わらず母の帰宅願望は続いています。

我が家での対処法は、上記日記で記載しましたが、それも相変わらずです。

ちなみにその対処で理解はしてもらえています。

ですが・・・

最近なかったけれど、母に認知的な問題が出て(正確には脳梗塞での入院ぐらいから)しばらくは、

母に会った後は、悲観ぶって自宅でよく泣いたりしていたのですが、
ここしばらくは、父とも母とも接し方がお互い皆安定してきて、幸せとすら感じる様になりました。

パーキンソン病故に、母が立ち上がる度にこちらも立ち上がり、ソッ・・・と見守る生活は正直大変なのですが(母がよく気が付く人なのでしょっちゅう立ち上がる)、悲しくて泣くだなんて近頃ありませんでした。

いや、そもそもうちが泣いたところで何にもならんのですけど!

しかし、今日久しぶりにぶわ!ときたな〜〜〜。

いっつも通りの感じで、16:30頃に

「あんたそろそろ帰るやろ?」
※私は結婚していて、実家から歩いて2分ほどの家に住んでいます。

「あ〜そやな、でも17:00過ぎくらいまではいるよ〜」

「私もそろそろ(どこへか分からないが)帰るわ」

「あ〜、お母さん今日はこっちおってええみたいやから、もうゆっくりしときや。」

(本当に辛そうな顔して)「いやや、わたしも帰るねん」

今日は、なんだか私も疲れていて、更に恐ろしく湿気の強い外で散歩に出るのもしんどくて、外に連れ出す元気がありませんでした。
言い訳がましくはありますが、母も熱中症になるのは怖かったというのもあります。

「お母さん、(実家の飼い猫の)●●もも老い先短いねんから、今日は一緒におってあげてえな」

「・・・・・・・」

もう少しうまく立ち回れればよかったのだが・・・なんとなくわたしの気分がウワッ!となって

つい抱きしめて「うちが力不足でごめんな」と言ってしまったら

「ここに今日はおっとくわ・・・・・」

と言われてしまいました。

うちにパワーがあれば二世帯住宅でも購入して一緒に暮らして〜!てそんな問題では
さらっさらないのは分かってはいるのだが、

自分の立ち回り方にせよ、住居環境にせよ、オカンが実はお父さんと一緒にいるのがちょっと嫌やったりとか

もうグワッ!!!となって言っちゃったものの

母に逆に気を使わせてしまった・・・・

お母さんごめんな〜〜〜〜!私が困ってる姿を見て、(仕方なくおっとくわ)・・・って顔みたら

後からウッ!!と泣けてきて、久しぶりに自宅に帰ってから号泣してしまったわ〜。

どこへかは分からないけれど、帰りたいのに帰れないのは辛いやろな〜。

うち(娘)の為に70歳近くになって我慢して帰れない生活だなんて辛いやろな〜。
(いや、家におるねんけど。帰りたいと思う。という気持ちが本当に辛そう。)

多分・・・永遠に満たされない【帰りたい】気持ちを思うとこっちも辛いっすわ!

強くならないといけないな!

という日記でした!