お母さんの介護日記

脳出血・脳梗塞を経て、認知症・パーキンソン病を発症した母と、老々介護する父、近所に住む私の、備忘録を兼ねた介護日記です。

近況-父が亡くなった後

吐き出す場所が意外とないもので・・・こちらに。

昨年の11月に、父は服薬拒否を1年ほど続けた末に逝去しました。 それからはわたしと母との生活が始まった。

今に至るまでに色々なことがあったが、 一つ言えるのは

アルツハイマー認知症の病気自体がとても憎い。

在宅で家族介護されているお宅は皆色々と大変な思いをして ましてや介護保険制度が確立されていないときは私とは比べ物にならないほど苦労した方もきっと星の数ほどいると思う。

私は母のことが大好きで、軽くマザコンであったのだが 今の仕事で心と時間の余裕がなく母に辛くあたってしまうときがある。

父が老々介護していた時の父の苦しみを思うと更に苦しくなる。

今となっては訪問介護の仕事を3年続け(事業主としても) 介護福祉士の資格も取得して認知症に対する認識もこれまで以上にyoutubeinstagram、もちろん学校で習ったことや仕事上で知ったことも山ほどある。

それでも、 在宅介護で、アルツハイマー認知症の実の親と暮らすことは想像を絶することである。

今年に入り、母が3度目の大腿骨骨折をした。(デイサービス利用中←デイの人は悪くない) (以前は左大腿骨頸部・転子下部で今回は右大腿骨で以前とは異なり人工骨頭置換術となった。)

コロナの影響もあり数か月も母に会えない日々。 週に1度15分だけ会える度に私の認識が薄れていっていた。 ついに恐れていたことが起こった。 私の顔を見てしばらく誰かわからず困った顔をする。

しかし退院後にすこぶる落ちていた認知度とADLなども母の努力もあって早々に回復して今に至るのだが

私の方が疲れている。

整形の医師からは「絶対に転倒はしないよう死守してください」と正直に言われた。

既に在宅での生活で私の不注意もあり2度転倒未遂をしている。 誰にも言っていない。

疲れた・・・・・・

父が老々介護をしていて私が週に2度実家に帰っていた時は ちょっとでも歩く時間をもってもらおう。 もっともっと会話しよう。 と努力していたのが、壊れてしまった。

会話するものしんどくて、目をそらしながらスマホを見てしまう。

母が立ち上がると「なに?なんで立ったん?」と言ってしまう。 今うち大変やのに。働いて慌てて帰ってきて一生懸命頑張ってるとこやのに。と思ってしまう。 子供のいる母親なら皆頑張れていることなのに。

ついに先月には 恐らくパーキンソン病の症状ではあると思うのだが、おそらく眼瞼下垂とよばれるもので 母が朝目をあけてくれず しかし母の朝ごはんやお手洗いの解除、顔を拭いたり着替えたり、食事の準備をしたり、ゆっくり1時間以上かけて食べてもらえるように考えて動いているのに いっこうに目をあけてくれず、

身体が疲れていた私は 無理やり目をこじあけようとして「そんなにしっかり目を閉じれるんやったら開けれるやろ。なんでそんなひどいことするん」と言って お薬を無理やりに口にねじ込み、「なんで水も飲まれへんの」「なんでズボン自分でもあげようと努力してくれへんの」などなど ひどいことを沢山言ったり行ったりした。

もっとある。 朝起きてお手洗いの手伝いをしているときに目をあけてくれず、「もう何もでえへんねやったらトイレでよか?」と聞いても返事がなくて、カチンときてしまって「なんなん」と言ってから 下半身が裸の母を置いてしばらく離れてしまった。

介護の学校で一番重要視される【ご利用者様の配慮】 自分の家族にガン無視してるやん。最低やな。 オカンどんな気分やったんやろう。いや、少しは想像がついてる。

自分が訪問している人には絶対しないのに。

その日もデイのお迎えがあったのでデイに迎えに来てくれた人に正直にある程度伝えた。 「朝から母にひどいことをしてしまった。今日は少し様子がおかしいかもしれない」 そしたらそのデイの人は、お昼ごろに「お母さん大丈夫ですよ!気分転換にショッピングに連れ出しています!」と私の仕事に負担がないようにメールをくれた。 仕事中に涙が出た。

それから数週間。

後悔して改めようと努力をしていたつもりだが やはり母も色々と感じているのでしょう。

「家に帰りたくない」「あの子がいる家に帰りたくない」

不毛すぎて辛いです。

でも、不毛でもなんでもなくて自業自得なんです。 色々と認知症の人の不安や辛さを学んだうえで自分の大切な人にそんなことをしていたらそらそうなりますわ。

しかも今日は本当色々なことがあって 来週母は5日間もデイに行きます。しかも全て延長で。

ショートステイも検討しましたが、ショートの人が正直に「夜勤がワンオペで、拘束はセンサーマットしか対応できない」といったことを優しく教えてくれた。

そうか・・・・・ ショート・・・・自分のレスパイトの為に今月か来月もともと検討してたけど アルツハイマー認知症パーキンソン病で大腿骨骨折3回している母親が泊まる姿を想像すると 恐怖で無理や・・・となりました。

1泊くらいならいけるのかもしれないが、 3泊くらいになりそうだったので断って延長のデイを来週だけ増やすことに。 だって、万が一転倒したら母も私も夜勤のその職員さんも全員が苦しむやん。

え、うちいつまでたっても月に1度くらいも遊ばれへんの。

いやいや、自分が訪問介護先の家族さんに「ご自身も休んだほうがいいですよ」 なんて空回りな発言や。

みんな在宅介護で家族をみてるひとは 人に頼ったほうがええのにでけへんからそもそもそういうことになっとんねん。

「うち、月に1度くらい飲みにいきたいから1晩みてくれへん?」 (認知症パーキンソン病で次転倒したらあとはないて言われてるから 常に見守りが必要で時折便汚染があってシーツから何から何まで洗って そんときにはシャワーもしてあげて床も拭き上げなあかんリスクがあるけど? あと、夜中でも「帰ろか」て声かけてきて寝た気せえへんけど?)

言えるか!!!!

・・・・・

すっきりしたので明日からまた頑張ります。

いつも思うけど、小さな子供を持つ母親よりきっと身体は楽なんだと思います。

ただ大きな違いは・・・言わなくてもわかると思います。

アルツハイマー認知症に有効な薬が今年公開されましたね。 初期の方に効くという。

そのときは悲嘆しましたが、でも母からしたら今現状で劇的に効く薬をもし服用したら もともとプライドが高い人だったのでそれはそれで辛いのかもしれません。

色々考えた結果、 これまでの母との付き合いを今一度みなおして、お互い幸せに暮らせるよう考えなおそう・・・・・・・・

youtubeでアンガーマネージメントとかも見たけど 無理やなwwww。何秒も数えてられんし数えてみたけどうちはあかんかったわ。 けど、そんなこといわんと もう一度試してみよう。

本当罪な病気や。けど、オカン方のおじいちゃんもそうやったから

いつかうちもなるんかもしれん。

なんなら現時点でいろいろ不安に感じる要素もある。