お母さんの介護日記

脳出血・脳梗塞を経て、認知症・パーキンソン病を発症した母と、老々介護する父、近所に住む私の、備忘録を兼ねた介護日記です。

【デイサービス】はじめてのデイサービスの時。見学など。

今更ですが、初めてデイサービスへお世話になったときのことをお話しようと思います。

過去の日記にもありますが、基本父はお金を払って人に世話になるのを異常に嫌がります。

2016年6月末に慢性期病院から退院してから、実際にデイサービスへお世話になるまで半年ほどかかりました。

退院時から「週1日だけでも」とコンコンと伝えてはいたのですが、時間かかったな〜。

わたしが母をデイサービスへ行ってもらいたかった理由が何点かあり、

デイサービスへ行ってもらいたい理由

【1】父の介護の負担を減らす
当然の理由ではあります。でもそれよりも重要だったのが以下2点・・・

【2】父と母の離れている時間を作る
慢性期病院へ入院中、父は毎日、一日と空けずずっと母のそばにいました。病院の看護師さんたちから献身的であると褒められなおさら休まず行くように。母は正直かなり嫌がっていました。私も嫌でした。アララ。

【3】プロにリハビリをしてもらいたい
もとから運動が大嫌いな父。更にもう当時で74歳と高齢なので更に歩く事を嫌がる。車ででかけるのは好きなので父の運転で母と毎日出掛ける。74歳の運転・・正直不安・・。「そんな毎日でかけなくても」と伝えると「お母さんがかわいそうやろ!」と・・・いやいやいや〜。おかげさまで母の退院後わたしは免許を取りに行きました。

というわけでずっと勧めていたのですが、父としては母を(父曰く)よくわからんところに預けるなんて・・・ホームに預けて母をどうする気や。みたいなイメージだったみたいです。

上記の特に【3】をコンコンと伝えつづけ、私たちでは限度があることを伝え、(歩くのが好きな母なので、私は散歩など一緒にいきましたが)若干言い過ぎかもしれませんが、私たちがデイサービスを利用したところで、金儲けで喜ぶ人はいない。みたいなことを伝え・・・

父が、母がデイサービスへ行くことを決意した理由

結局冬になって、父の方から「●●(わたしの名前)、ごめんやけど前に言ってたサービス・・・ちょっとためしてみようかな」

体力が限界だったそうです。

ケアマネさんやデイサービスのことを金儲けと言い・・・わけわからんところに母を預ける(預けるっていいかたも何か違うけど)のも言い張っていたのに

「週6日くらいでもいけるんかな」

アホか!!!

突然で週6日て何考えとんねん。

というわけで、私が仕事が休みの日は基本全て(父の気に入るように)エスコートするということで、

週4日に。

※すみません。おとつい父と大げんかしたので、やたらと父への嫌みが含まれていますが、誰にも相談できないのでここに書きなぐっています。

ケアマネさんとデイサービスへ見学に。

ケアマネさんに、やっとデイサービスへ行けそうであることを伝えると、早速何件か母に合いそうなデイサービスをご紹介いただくことに。

このときは3件見学へうかがったのですが、それぞれ特色や雰囲気があり楽しかったです。(わたしが楽しんでも仕方がないのだが)

●1件目は
ショートステイなども行っている、家から一番近くて、そして広いデイサービスでした。看護師さん?も在中しており安心。こちらは後日体験でも伺いました。

●2件目は
基本は半日デイ。趣味関係が多く、麻雀や笑いヨガなど皆さん楽しそうで、家庭的な雰囲気も強くなごやかな場所でした。同系列で全日で行っている場所もあるとのことでした。

●3件目は
1件目と雰囲気が近く、広くてロープを使った体操なども行っているデイ。新しいのか、内装もお洒落で植木なども育てたり・・・。お風呂もかなり綺麗でした。カフェにいる気分にもなりました。こちらも母と二人で体験に後日うかがっています。

デイサービスを決めた理由

結果、体験後の母の印象も含めて、1件目にうかがったデイでお世話になることに。

理由は家から近いこと。人が多く広いので、(仕方ないのだが)合わない人がいても分散されそう・・・。看護師さんが在中している。などでした。 あと、当然ですが母が「楽しかった」と言ってくれたからです。わたしに気を使っていた可能性は否めませんが・・。

※いまだにですが、母はデイサービスのことをよく理解していません・・・。多分お仕事に行っている気分のようです。

デイサービスでのトラブル

2度だけトラブル・・?のようなことが起きましたので念のため・・・。

◆熱が出ると帰らなければならない。

当然だと思います。デイサービスは医療機関ではありません。
脳の病気をしてからは普段から平熱が高い母。
一度だけ37.5分でていたようでデイサービスから入電。
「父が家にいるはずなので、父に電話してすぐに帰ってもらっていいですかー!」
と伝えると、その5分後くらいに「家にいらっしゃらないとのことで」

は?!おらんにしても帰れるやろオトン!今まで大した用事なかったやろ!

とは思いつつも、デイサービスの方へは、自分が今からすぐに会社から帰りますが、どんなに焦っても1時間かかる旨をお詫び。

父に電話してみると「え、●●(私の名前)のとこにも電話あったんか?家にいるけど。ああいう施設は、ちょっと面倒になったら帰したくなるんやろ」

まじでアホかー!!!!

というわけで、とにかく帰って家に着く直前にデイサービスにもう着きます。とお伝え。

家に着いた時には熱は下がっていたが、どうやらデイサービスの方でもポカリスエットなど水分を摂らせていただいてひとまず落ち着いていた模様。それを父に伝えると「当たり前やろ」もうなんやねん〜。

お世話になってるデイはそんなこと言わなさそうな雰囲気ですが、そこでもしわたしが帰らなかった場合、そしてそんなことが数回あれば、もう来ないでください。。。ってなるで・・・。

◆母の体にあざが

※先に言いますが、デイサービスでアザができた可能性はほぼ0です。

ある日実家へ行くと(週に2日いってます)「これみて。お母さんの体にアザができてる。あそこのデイサービス何か隠してると思うねんけど」

見ました。確かに肩から肘したくらいにかけてアザが。(黄色)

知ってるでオトン。滅多に帰ってこない(今となっては絶縁に近いがそれは父と兄が過剰に仲が悪いため)兄と喧嘩になって、母を突き飛ばしたのを。

その話を出してパニックになったら駄目だと思い、デイサービスではないであろう理由を伝え、父はひとまず落ち着く。

そこで何が言いたいかというと、

デイサービス側の不備のときもあるだろうし、
我が家のように、父がイチャモンつけるための材料にする可能性もあるので、

普段から体のチェックはしておいたほうがよさそう。ということです。

デイサービスへ出る前に体をチェックしておけば、こんなわけのわからん勘違いもおきなかったでしょう。

こんなにわたしがイラっとしている理由

これは読んでいただかなくて大丈夫というか読まないほうがいいかもしれませんが、

上記のデイサービスへ通うようになりはや1年弱。

母は今ではハッキリと気に入ってるようで帰りたくないという始末だそうで・・。良かったです。いやなところへ長時間いるのは辛いだろうし。帰りたくないくらい気に入っているのならよかった。

そんなある日、つい先日ですが、わけがあり、普段からそこのデイサービスで担当いただいている方と父が会う機会がありました。

父がいった話が「とても綺麗で感じの良い優しそうな人やったわ」

そこから父のデイサービスへの対応がガラッと変わりましたとさ。

あんだけ言うてたのに・・・・。

慢性期病院に入院中も似た様な出来事があったな。

ま、ええか。って思うようにしなければな。