お母さんの介護日記

脳出血・脳梗塞を経て、認知症・パーキンソン病を発症した母と、老々介護する父、近所に住む私の、備忘録を兼ねた介護日記です。

【ただの日記】母が一人で外出。救急隊員の方からの電話。

言葉としては差別用語。として扱われるそうですが

人に伝えるとすれば「徘徊」という言葉となってしまいます。

徘徊・・・・母はどこかに帰ろうとしての目的のある行動だったのですが・・・。
※結論から言えば、母は大事には至らずすぐに自宅へ帰っています。(大事に至っているともある意味言えるが)

順を逐ってまとめると、

  1. 当日わたしは仕事の日で、父と母の二人だけだった。そして母はデイサービスの日だったので、16:30頃に恐らく家に送っていただいていた。
  2. 17:00頃、仕事中に突然パニックになっている父から電話が入る。
    「お母さんがいなくなって!で、で、ぼくはチャーハンを作ろうとだいどこr・・いまさがしt/・あ!ごめん後で掛けなおs」
  3. 掛け直すもでてもらえない。
  4. 1,2分後知らない携帯番号から着信が入るのですぐ出る。救急隊員の方からだった。

【救】「こちら●●救急●●の、●●と申しますが、●●●●さんはご存知ですか?」
【私】「(パニック)はい、そうです。母です。」
【救】「道路で倒れられているところを、道を歩いていた方が気付いて救急要請されたので電話しました。お母さんがお持ちのバッグに(母の)お名前と、今おかけしている電話番号が大きくかかれていたので。

バッグに名前と番号書いててほんまによかった・・・・・・!!!

その後、とても的確に質問をされ答える形で話はすすみ、母のかかりつけの総合病院から搬送の確認をとっていただけることと、搬送が決まり次第あらためて連絡をいただけること、電話を常にとれる状態でいてほしいことを伝えられ終話。

家から100mほどの近所だったので、父も救急車の音を聞いて駆けつけた様で、お父さんも合流した旨まで知らせていただいた。


母は頭を打っていることと、顔面から出血がかなりあるようで、驚いた通行人の方が電話してくださった。
名前も聞けなかった。命の恩人なのに。

パーキンソン病の母は要介護2で、歩く事や階段はある程度自立できているとはいえ、50mも歩けば前のめりになり、つまづいて転ぶことは想像できていた。

だから父は、そんな母が一人で外出してしまわないように、父なりに工夫してドアを開けるのに手間取るよう、鈴を付けた針金でぐるぐる巻きにしていた。

以前からケアマネさんとも話にでていて、(黄昏れ症候群の症状が強いので)ドアにもう1つ鍵をつける話題が出ていたのだが、父はかたくなに拒んでいる。なんなら今も拒んでいる。

ここからはただの愚痴だが、父が拒もうが、父のためにするんじゃないっての。お母さんの身のためにやりたいって言ってんの。
「僕ができる」とか聞き飽きた。今回の外出は父のせいでも母のせいでもないが、ええから黙って鍵つけろよ。

ってかツベコベ言うなら
じゃあうちが毎日面倒見たれよ!!!!!なんて不甲斐ない人間なんだ、私は。

とにもかくにも母は無事だった。

36のええ大人が半べそかきながら走って家ついて車のって駆けつけたときには「もうとうに帰られましたけど?」と受付で言われ、 胸を撫で下ろしながら実家へ。


---この先はほぼ愚痴です。すみません---


父はイラだって母に怒っている最中だった。怒るなっつってるだろが!

「どうせ言ってもすぐ忘れるんやろ」
アホか。内容こそ忘れたとしても、嫌な思いは残るんじゃー!嫌みばっか言って
そんなんやから余計に夕暮れ症候群でとるんだろが!

だから、そんなん言うならうちが面倒見ろっての。


鍵はつけないにしても妙案があるかもしれないから、明日ケアマネさんに来てもらおうと思うと伝えれば
「あの人はいい人やけど、すぐに業者とか読んで金儲けがry・・」

もういい加減にしてくれよ・・・今までどんだけ嫌な人間と接してきたらそんなアホみたいな発想が出るの・・・

金儲けでもなけりゃ、いやそもそも便利なものを作っているメーカーさんがいて、それを仲介する人がいて、その便利なものをお金で等価として支払うなんて、いい世の中じゃねーかよ!しかも介護保険で笑えるぐらい安いわ!

お金儲けしてる人にお金支払って、それで母が安全ならええやろ!

穴があったら叫びたいくらい腹が立ちましたが、この日は父もパニックがおさまりきっていないと思い、2〜3時間滞在して母が眠そうになったのを確認して、向かいの自分の住んでいる自宅へ帰宅。

こちらのブログを読まれている方は少ないと思いますが、穴が無かったのでこちらに吐き出してしまいました。

近頃ずっと父とも母とも関係がよくなってるな〜なんて、わたしが介護のために仕事休んで3人で過ごしてる日なんかも「あ、なんか幸せだな」なんて思っていたけれど、
山有り谷有りで、この翌日父と大げんか。

激昂した父親に言われた言葉が「お前はみんなから嫌われてる」やねんて。

何十年もやりとりが一切(まじで一切)なかった人に言われても、こっちも精神不安定な状態なってるのに死ぬほど傷ついたわ。

丁度ここ数日のニュースで問題なってるからネット上でこんなん書くと疑われるけど、消えてなくなりたいわ。ほんま。

そんなんしないけどね。少なくともお母さんがいつか遠い先に亡くなるまで。あと、今の大事な家族が亡くなるまで。

実際頑張ってるは母であり、(縁切りたい位腹が立つけど)父であり、
頑張ろ・・・・・もっと頑張ろ・・