お母さんの介護日記

脳出血・脳梗塞を経て、認知症・パーキンソン病を発症した母と、老々介護する父、近所に住む私の、備忘録を兼ねた介護日記です。

【ただの日記】父と母

最近とても思うことがあって、

父と母は家族ではあっても元は他人で、自分は生まれた時から親子だから、感じ方が色々違うな〜と・・・。

父が母にとる態度と、
私が母にとる態度

母が父にとる態度と、
母が私にとる態度は全く異なる。

(いや、相手がそれぞれ異なるから当たり前なんすけどね)

うまく言葉や例えで言い表すことができないのですが、よく感じます。

父の母に対しての愛情や、母の父に対しての愛情は重々感じてはいるのですが、やっぱりなんか違う。

(とはいえ、母は以前何度か離婚したかった。と、私が大人になってから漏らしていましたが(笑)※全然笑えない)

母が認知症になってから、その違和感をよく感じるようになって、それが私にとって父に対するストレスであったりします。

ただ、自慢じゃないですが父(75歳)も私(36歳)もなかなかの向上心があって、お互い歩み寄る努力をとてもしています。

昨年ぐらいまでは、親子なもんだからついイラッ!ときて、つかみ合いの喧嘩になったり心ない言葉を言ったり言われたりしたのですが、今年に入ってからはほぼ皆無です。

偽善者ぶってアホみたい。とか言われてもいいです。私もお父さんも、暗黙の了解で【間違ったら謝る】と、ほんの少しでも感謝の思いがあればすぐに【ありがとう】を伝えるようになれました。

私の人生の中で2/3は、父と会話もなければ顔を合わすこともないくらい、長い間すれ違いの過去があったのですが、父が高齢を迎えたこの時期にたまたま母が認知症パーキンソン病になり、飽き飽きする位会話をする時間を持てたのは、お互いにとってとっても良かったと思います。

そしてお互い素直に会話ができるようになったので、ストレスフリーになりつつあります。
(オカンはどうかわからんけど・・・)

お母さんがすぐ忘れることは当然理解しています。

今日は、お母さんがあまり水分をとっていなかったので、5分おきくらいに4回ほど「飲み物いらへん?」ときいたのですが、
私としては無理矢理飲ませたくなかったので、(とは言え、いやいや"飲む"言わせるようなものですが)本人が「じゃあ飲むわ」と言うまで尋ねていました。

私が「何回も聞いてウザいやろ、ごめんな(笑)」と言うと
母は「ええで、飲んだほうがええんかな?飲もかな」

と言ってくれたのですが、そこで

父は「何回も聞いてウザいも何も、お母さんは1分前のことも覚えてへんねんで」

と私に言ってきました。

覚えてることも実際あるし、覚えてなかったとしても会話の流れとしていつも通りの雰囲気でやっているところに水を差され、母は不安げな顔に。

久しぶりにイラッ!ときたのですが、父は私よりも長い時間母の介護・・介助をしています。

母の私に対する態度と、母の父に対する態度も異なります。(父に対する態度の方が少しきつい)

父としてはストレス発散も兼ねてなんだろうけどほんまやめてほしいわ〜〜〜。

あと・・・物忘れをわざわざ母に悟らせる必要もないと思ってる私は、何回も同じ話をきいたり、忘れたりしてる母に対して普通に接するクセがついたのですが、父はそんな私の姿を見て(娘はお母さんが認知症なのを本当は分かっていないんじゃないか?)と錯覚してしまう模様・・・

もうええやん。忘れてようが忘れてまいが。

と、それは投げやりすぎるかもしれませんが、それでもええやん、楽しかったらさ〜。

お母さんに本当感謝しているのは、認知症パーキンソン病になったけど、持ち前の明るさやポジティブさでそこには本当助かっています。

「お母さんご飯もう食べた?」ときいてみても
「食べてないはずやけど別にええね〜〜〜ん」

みたいなポジティブ思考です。(もちろん食べてます。)

昔から大好きやったけど、未だに感謝してます。ありがとうお母さん。